このレビューはネタバレを含みます▼
ヤンマガサードに移籍してから5冊目のコミックス。続きをもう読めないのではと思っていたあの頃を思うと、感慨深いものがあります。先生ありがとうございます!ラテン鈴木のダンスが主な内容ですが、鈴木父が杉木父の七回忌で杉木家を訪問しているシーンや、鈴木父と別れた妻のマリアは元ダンスパートナーだったんだ?!というようなシーンもあり、今まで知らなかった両家の内部が垣間見えた描写がありました。お金を稼ぐためではなく、踊りたいように踊る鈴木は生き生きとしていて、凄みがあり、また大変魅力的でした。アルやガブ、アキも魅力的に描かれています。終盤にかけてやっと二人の恋のお話。アーニーが杉木の良き相談相手になっていて、杉木より断然、鈴木の気持ちを理解しているのがこのアーニーというのが、なんとも皮肉なもので。今回のコミックス、締めの鈴木のセリフに思わず涙が出てしまいました。二人の恋路が今後どう展開していくのか、ますます目が外せません!