このレビューはネタバレを含みます▼
シリーズ1巻目。中原先生お得意のエロエロ不良オヤジ×強気な青年医師。
ドヤ街の診療所で甘さを自覚しつつも理想と現実の狭間で奮闘している青年医師・坂下と、時には厳しい言葉を真っ直ぐ口にしながらも側で坂下を支えるように見守るドヤ街のリーダー的存在・班目、それに二人を取り巻く双葉君や街の皆さん。個性的でとても楽しい。一たび坂下がピンチになると王子様(…と言うにはむさ苦し過ぎるけれど・笑)のように颯爽と現れ手を差し伸べる班目が頼もしくてとても素敵。色気たっぷりな昔の奈良先生の挿絵も雰囲気を盛り立ててくれます。