門限8時の恋人
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門限8時の恋人

じゃのめ

やさしい物語

ネタバレ
2019年8月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 積極的だけれど拙さのある受けの「本当の姿」が分かってからの、二人の恋人になっていくまでの物語がとても素敵です。
攻めも優しくてやわらかくて、強引さよりも、のんびりと歩調を合わせてくれる印象で、とても心地よいです。
お互いに匙加減が分からなくてグルグルするけれど、でも、切なさと切実さと誠実さが染み込んでいるようで、可愛く素敵な物語になっています。
「8時」の意味も「なるほど」でしたが、その「8時」をラストに真逆の時間で表現するのがなかなか良かったです。
独特の絵だと思うのですが、今までに購入したほかの作品も含めて、この作者の書く物語は本当に、引き込む力を持っていると感じさせられます。
勿論、好みの問題はあると思うのですが、魅力あふれる作品が多いと思いますので、試し読みして興味持たれた方は是非、読んでみて下さい。
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