このレビューはネタバレを含みます▼
恋愛に夢見ている経験値0の若者が、経験値上級者に惚れて奮闘する物語。
美人で抱きたくなる人だけど、中身はバリバリのタチでかなりのツワモノ。
勝てるはずないのに、それでも彼を「姫」とし、自分が王子様になれるように頑張ろうとする若者の無様だけれど真っ直ぐな言動に絆されて、恋愛に対して違った意味でこじらせている攻めが恋に落ちていくのがなかなか良かったです。
攻めの過去を知らされた時の、ガクブルする受けが笑えました。
きっと、「いつか抱く側をやりたい」と言い続けながら、ずーっと良いように抱かれちゃうんだろうなぁ~と、受け君の勝ち目のない戦いを想像してニヤけてしまいました。