このレビューはネタバレを含みます▼
BLにハマってまだ数年ですが、はらだ先生が大好きで全て紙でも持っています。その中でもこの作品が1番好きで、何度も読み返してます。
何度読んでも泣けて泣けて…。゚(゚´ω`゚)゚。
はらだ先生の作品はとにかく「ものすごくエロい!」という先入観を持っておりました。
個性的で確かな画力のエロシーンは圧巻です!ですが ただエロいだけではなかった!
全てにおいてダラシなく生活能力皆無だけど、かわいらしく憎めないモモと、優しくてオカンのように甲斐甲斐しいけど、Hになると溺愛が過ぎていつも酷くしてしまう八田ちゃん。
作中でお隣の栗田君が「割れ鍋に綴じ蓋」と表現した言葉がまさにソレ‼︎‼︎です。
本当は傷だらけで愛して欲しいモモとそれを全て包んで慈しむ八田ちゃん…(/ _ ; )
今までいっぱい辛い思いしてきたけど、八田ちゃんに出会えて良かったね、モモ(;ω;)と心から思います。このお話は愛に溢れてました。
主役の2人だけではなく、登場人物たちが愛に不器用な人ばかりだけど、それでも自分なりにもがいて進んでいる姿が本当に良かったです。
あと八田ちゃんの友人の智紀が「あさとよるの歌」のヤクザの子分と、「ワンルームエンジェル」の幸紀の弟と同一人物だったりして、はらだ作品の世界が繋がっているところも読む度に新発見があって、ファンとしては面白かったです!