ブラック・ジャック 手塚治虫文庫全集
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ブラック・ジャック 手塚治虫文庫全集

手塚治虫

不朽の名作

2019年8月28日
ハッピーエンドだけではなく悲しい結末を迎えたり、理不尽なまま終わる話もあり……。生命とは何なのか、人としての在り方は?など色々考えてしまう作品。
本の最後にお断り文が入っているように、数十年前の作品なので古さや差別的な表現があります。怪我や病気、手術シーンなどグロさもあります。
上記のことを思いながらも、それを上回る面白さがあります。惹き込まれるように全巻読みました。
高額の医療費を取りながら、天才的な技術で患者を治療するブラックジャック先生。本当は誰より真摯で優しい人です。
そしてピノコがまたかわいい。実は手術の助手として有能だったりします。
最初に読んだ時、間黒男と言う本名にえ?と思いました。そして黒男=ブラックジャックなことに、さらにえー?と思った記憶。
12巻あとがきに当初は全5回で連載終了予定だったと書かれていました。それを覆すとは、漫画の神様と言われているのも納得です。
全242話の中で、この講談社版は全232話で、発表順に収録されているようです。初出あり。
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