さよならBaby
」のレビュー

さよならBaby

京山あつき

心理描写が丁寧でよい

2019年8月29日
叔父のアパートに居候することになった少年たまき。甘やかされて育ったらしく、言葉は乱暴、気位が高く我慢を知らず…反抗的な態度をとったりしてうまくいきません。叔父のヨシノリは社会人で、たまきが引っ越してくる前は男と暮らしてた、つまりゲイなんだけど、それは伏せてます。たまきはヨシノリやヨシノリの彼氏、中学の親友らと触れ合い、変化して成長していきますが、その心理描写がよい。思春期あるあるだな、と。ヨシノリが大人の男の色気を無自覚に振りまいててとても魅力的です。巻末の「仮面ティーチャー」の番外編も良かった。
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