このレビューはネタバレを含みます▼
南米・アマゾン地帯の小国・エストラニオが舞台。ある日、その国を経済面から牛耳る陰の支配者・シウヴァ家の正統後継者が事故で死亡した。新たに跡取りとして浮上したのはかつて政略結婚を否とし、愛する男と本家から駆け落ち出奔した現当主の娘だった。捜索に駆り出された側近・鏑木がたどり着いたのは、彼女は一人息子・連を残し既にこの世を去っていたという事実。かくして連は屋敷に引き取られ、鏑木を世話係に帝王教育を受けることになるのだが…という設定。とにかくスケールがでっかくて面白い。そしてラテン民族らしく熱いです。蓮川さんの挿絵も超素敵。7巻で巻完結していますが、あとがきから続編も期待していいのかな。ぜひその後の話も読みたいです。主従もの好きさんにお勧めします!