世界観が最高のハイファンタジー





2019年9月1日
何度も読み返したくなる、剣と竜の冒険あり・学園での青春ありの長編ファンタジー作品。
主軸となるのは主人公が騎士になることを目指しながら、王や国、自分の持つ力(権力や影響力)について学び成長していく物語。
そして少年少女たちの冒険と成長を描いた「群像劇」であり、国の過渡期を見守る大人たちを描いた政治と歴史の物語でもあります。
とにかく世界観の作り込みが素晴らしい。
作者様の脳内で既に完成された世界の、「積み重なった歴史」を少しずつ覗いているような感覚ですね。
その中でも主人公のDXと妹のイオンという貴族らしからぬ特異な存在が、ジワジワと周囲に化学変化を起こしていく様が見ものです。
そしてセリフ回しが秀逸かつ独特で、会話劇っぽさがあるのも面白い。
ただ多くを語らない作品なので、行間を読んでキャラや物語の意図を汲み取らなければならないこともあります。
何食わぬ所に伏線があり綺麗に回収していく圧倒的スルメ漫画です。
なので1から10まで説明してほしい!視点や時系列が飛び回るのは読みにくい!って人は合わないかも。
また、世界観もさることながらキャラクターも全員魅力的。
全てのキャラが各々の目的と意思、誇りを持って動いているので、キャラが生きている!と感じられるんです。
主人公のDXは感情を表に出さず、かつ行動が読めない意外性ナンバーワンな発想を持ち合わせているので、今度は何をしでかすのかとワクワクしてしまいます。
強くて誰かのために動ける無自覚英雄気質なのに、功績には無頓着で友情に厚い、きっと誰もが好感を持てる主人公です。
そして何と言っても有能で強い大人たちが多いのが良い。必ず大人たちが1枚も2枚も上手なんですよね。
DXたちが様々なことに奮闘して解決にいたっても、必ず大人がバックアップし後始末をする。子供たちの成長を見守り未来を託す理想の姿だなと思います。
ランドリでは社会のあるべき姿が描かれており、考えさせられることが多いです。
火竜編から始まり現在はダンジョン編と様々な話が展開されますが、いつも予測のつかない(むしろ斜め上の)展開のおかげで全くだれません。
騎士と傭兵、身分と権力、そして王とは?王のいる国とは?というテーマが一貫してあります。
王位継承候補だけど権力嫌いのDXが最終的にどの位置に落ち着くのかとても気になるところです。
個人的にはマリオンといつか再会してほしいな~。
主軸となるのは主人公が騎士になることを目指しながら、王や国、自分の持つ力(権力や影響力)について学び成長していく物語。
そして少年少女たちの冒険と成長を描いた「群像劇」であり、国の過渡期を見守る大人たちを描いた政治と歴史の物語でもあります。
とにかく世界観の作り込みが素晴らしい。
作者様の脳内で既に完成された世界の、「積み重なった歴史」を少しずつ覗いているような感覚ですね。
その中でも主人公のDXと妹のイオンという貴族らしからぬ特異な存在が、ジワジワと周囲に化学変化を起こしていく様が見ものです。
そしてセリフ回しが秀逸かつ独特で、会話劇っぽさがあるのも面白い。
ただ多くを語らない作品なので、行間を読んでキャラや物語の意図を汲み取らなければならないこともあります。
何食わぬ所に伏線があり綺麗に回収していく圧倒的スルメ漫画です。
なので1から10まで説明してほしい!視点や時系列が飛び回るのは読みにくい!って人は合わないかも。
また、世界観もさることながらキャラクターも全員魅力的。
全てのキャラが各々の目的と意思、誇りを持って動いているので、キャラが生きている!と感じられるんです。
主人公のDXは感情を表に出さず、かつ行動が読めない意外性ナンバーワンな発想を持ち合わせているので、今度は何をしでかすのかとワクワクしてしまいます。
強くて誰かのために動ける無自覚英雄気質なのに、功績には無頓着で友情に厚い、きっと誰もが好感を持てる主人公です。
そして何と言っても有能で強い大人たちが多いのが良い。必ず大人たちが1枚も2枚も上手なんですよね。
DXたちが様々なことに奮闘して解決にいたっても、必ず大人がバックアップし後始末をする。子供たちの成長を見守り未来を託す理想の姿だなと思います。
ランドリでは社会のあるべき姿が描かれており、考えさせられることが多いです。
火竜編から始まり現在はダンジョン編と様々な話が展開されますが、いつも予測のつかない(むしろ斜め上の)展開のおかげで全くだれません。
騎士と傭兵、身分と権力、そして王とは?王のいる国とは?というテーマが一貫してあります。
王位継承候補だけど権力嫌いのDXが最終的にどの位置に落ち着くのかとても気になるところです。
個人的にはマリオンといつか再会してほしいな~。

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