アイ・ドント・クライ
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アイ・ドント・クライ

イシノアヤ

久々に!

ネタバレ
2019年9月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ よかったです!
特に1巻は久々に来た!と思いました。
概要は「作品内容」がよくまとまってます。

陰り行くアイドルグループでの焦りや、
俳優に転換した後の下積み的な厳しい道のりなど、
陽の目を見る前の描写がとても丁寧でいいです。
展開にご都合主義がないのがいいです。
1巻はBLはどこ?って感じですが、
姫野と笠原がどうくっつくんだろうという期待でワクワクします。

BLという意味では2巻が山場ですが、
逆にくっつく時は意外にあっさりで物足りなかった...。
会えない年月が続き、想い焦がれるのは分かるのですが、
尊敬や信頼から男同士の恋愛に変わった瞬間がよく分からなかったです。
(最初から2人ともゲイでそういう対象だったのかな?)
むしろBLなくてもよかったのでは?と思うくらい。
(いや、BL読んでいる以上やっぱり欲しいんですが...)。

それでも全体を通して好きな作品です。

作中に出てくるケチャッパーズ、
脇役にしては出方が強いので調べたら「union」が前作にありました。
こちらも読もうかなー。

イシノアヤさんの作品を読むのは5冊目なのですが、
作品によってだいぶ好みが分かれてます。

1巻264ページ、2巻263ページ。
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