すぐ泣く女に機関銃
」のレビュー

すぐ泣く女に機関銃

和田依子

読まなければよかった。

ネタバレ
2019年9月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読み終わった後もずーっと悶々と考え続けてしまって、書いたレビューも評価も修正しました。
内容的には、引き寄せとか自己啓発とかの本に付いてる漫画みたい(笑)。
自分が空っぽで、自分を認められないから他人を認められなくて、他人を認めないから自分が認められないと感じる。他人の目を気にせず、本心を言えば近づける。自分が変われば他人も変わる、みたいな。
でも、そういう本なら序章で一気に終わるような内容を、5巻まで引っ張って、ジワジワ落として、最後はあんな短く走るんじゃ、全然スッキリしない。
あと説教くさい。
この子だけが反省する立ち位置になるのもどうかと思う。他の人はそんなに正しいのか、と。特に課長とか、ヒグチ(馬主にプロポーズされた女)とか。
ヒグチは主人公以上に悪口言いすぎだし、あからさまだし、バカにしてるのが悪口以上に陰湿。
主人公が楽な仕事って思ってた在庫管理は、地味だけど大事な仕事で、主人公に振ると私の仕事じゃないって顔されるとか、知らないけど、庶務の仕事ってあんな感じなの?みんな好きなこと勝手にやってるの?後輩が先輩に振るの?
課長は、新人の前で「勝手に期待した俺が悪かった」(これ、「お任せするの早かった」と同じレベルに意地が悪い言葉w)とか「誰かの面倒見れば変わると思った」とか、喫煙所で彼女の同僚に愚痴るなら、直接本人と面談して話し合えばよかったのに。
あと、彼氏はほんとに酷い。主人公があの日会わなければもっと隠し続けて、別の理由付けて主人公追い出したんじゃ。あの場で別れたのも酷い。一緒に帰ってきたのがまだせめてもの救いだけど、主人公が雨の中帰ってこなくても放置だし、新人さんに任せて自分は出て行くって、8年も付き合った人がすることなのか?!
結局、主人公は何が悪かったの?心の中で悪口言ったり下に見たりするのが、面と向かって言うより悪いってこと?結局、同性とうまくやりましょうってこと?
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