雪よ林檎の香のごとく
」のレビュー

雪よ林檎の香のごとく

一穂ミチ/竹美家らら

純文学を読んでいるような

2019年9月26日
雪と林檎の香りというモチーフが作品全体に染み渡っていて、あらためて作者さんの技量に感服しました。切ない場面も多くて心臓が痛くなりながら、休憩することもできず、一気に読みました。主人公たちは若くてまっすぐで、先生さえもまぶしいくらいですが、常に静謐な雰囲気が漂っていて純文学を読んでいるような気になりました。続編をバンバン読んでいきます!
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