このレビューはネタバレを含みます▼
子供が出てくる話が好きなので、読んでみました。
…が、主人公がベビーシッターになった経緯やなぜ攫われて来たのかを説明するだけでこの本の半分のページを使うってちょっと長すぎませんか?
しかも主人公が子供苦手という設定で終盤まで話が進むので、肝心の「子供の可愛さ」は全くと言っていいほど感じられません。
最後、唐突にノーマンが主人公を好きだと言い始めたところで、正直「なんで?」となりました。
主人公の生い立ちや気持ちを長々と書くよりも、もっと人間と人間のやり取りを書いて欲しかったな、と思ってしまいました。
子供の可愛さや家族の絆、これを求めている方には全く持って期待外れになる、と言わざるを得ません。