ディスレクシアについてよくわかります

発達障がいについては、だんだん認知度が高くなっていますが、ディスレクシア（発達性とみ書き障害）についてはまだまだ知られていません。作者の方がきちんと取材されて、実際にディスレクシアの方にお会いしてお話を聞いているとのことで、困難さや気持ちがよくわかります。学問書で勉強するよりも、マンガであることで戸惑う場面や周囲の人の反応が伝わりやすいです。もちろん、ストーリーもなかなか面白いです。主人公が少し昭和っぽい話しぶりなのも、キャラクターとして面白いですし、面倒を見る男性が熱い人なのもメリハリがついていいです。「これも学習マンガだ！」に選出されており、大人が読んでも子どもが読んでも興味深いと思います。