紙から買い直し

9年ほど連載し、平均3年に1冊。紙本の時は本当に忘れた頃に発売されていた作品。犬並みの嗅覚を持つ最弱メンタルな松下と、高校時代の同級生で今は刑事の神保。いつもケンカばかりながら、凸凹コンビっぷりを発揮します。
イカヅチは力で何をしたかったのか？松下なら分かり合えると思ったのか……。結局力の使い方が善と悪に分かれた二人。力のせいで"普通"にはなれず。それでも松下は自分の力を悪用することを選びませんでした。
神保の先輩の芳谷も曲者ですが、それを上回る曲者が警視正。松下姉も何を考えているのか分からないタイプ。女子強し。図太いマリコ、ふわっと生きていそうな飯泉等々、癖のあるタイプばかり登場しますが、神保は良くも悪くも普通で逆に目立つキャラ。
最初はコメディ要素が強く、後半はシリアスでした。当初より陰のある話になった気がします。初出なし。