だって好きなんだもん
」のレビュー

だって好きなんだもん

吉住渉

あっさり風味で吉住さんらしい!

ネタバレ
2019年10月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 理由はどうあれ、芳井の恋愛観とかそこまで芳井を好きになる魅力はあまりよくわからないし、結局、芳井の見た目とか声とか反応が単なるモカのタイプで、一目惚れって感じのかるーい好きのなり方だなと思う。今までモカは好きな人いなかったのに、いきなり好きになってるし、「運命の出会い」的な表現なのだろうか。
芳井には忘れられない人がいた…辛い恋愛をしていて、ほんとは一途…みたいな理由めいた所も、あの恋愛観の裏付けにしては弱いというか、「それなら仕方ない」とは思えないけどね~。
こんなに読んでて芳井に魅力を感じないのに、抵抗感なく読めるんだよね。不思議。
自分の価値観とは違うのに読み進められるのは珍しい。なぜだろう。
読んでて、どことなく「ママレードボーイ」のキャラの見た目だったり、性格だったりが遊や光希を思い起こさせるよね。
そんな懐かしさも感じつつ、展開の仕方が吉住さんらしいな…なんて思いながらさらっと読める作品でした。
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