このレビューはネタバレを含みます▼
若き侯爵・リアム×人魚の能力を受け継ぐ神子・水凪。人魚にまつわる悪しき因習を繰り返す島にやってきたリアムは、母親のせいで島民達に虐げられている水凪と出会う。現代版の人魚姫。誰になにをされても黙って受け入れ、人の親切を疑わない水凪が素直で健気で切ない!とにかく島民全体がとんでもない奴ら。リアムを助けて好きになったのに、罠にはめられ辛く当たられるシーンは辛かった。もっと追い込まれて盛り上がるかと思ったけどラストは比較的穏やかで、ちょっと物足りないけどハッピーエンドでよかったです。エメットも可哀想な子だけど、水凪があまりに不憫で…でも今後は普通の従兄弟として過ごせたらいいな。リアムと水凪がこれからどうなるのか、微妙に曖昧で想像が追いつかないので気になる。もう少し先が知りたい!