狗神さまはもっと愛妻家
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狗神さまはもっと愛妻家

雨月夜道/六芦かえで

お話は更に面白く

ネタバレ
2019年10月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 雪月が悲し過ぎて苦しかったです。月影も大概可哀想な境遇だと思ってましたが、雪月の救い難い程の孤独や憎悪や悲しみは余りに理不尽で納得出来ず、未だに消化不良です。2百数十年虐め抜かれ、唯一の救いであった月影との関係も無くしつつあった時の寂しさや親族や人間にされた最期の仕打ち、誰にも理解されずに死ぬ無念。月影が雪月の愛情を思い知り後悔と悲しみに暮れる場面は胸が引き裂かれそうになりますが、周囲の気持ちを気にかけ常に前向きに捉え直す月影や幸之助に教わる事の多いとても良い作品でした。あと子狗cpが可愛くて可愛いくて主人公cpも霞む鬼可愛いさで癒されます。このお話を読めて良かったです。
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