鬼滅の刃
」のレビュー

鬼滅の刃

吾峠呼世晴

何とも面白い

2019年10月9日
鬼滅の刃、最初は食わず嫌いで避けていたのだけれども、評判が良かったものだから一度読み出して、ハマった。ただのチャンバラではなく、鬼と人間の戦い、善と悪との構図の中で味わい深く描かれている。鬼は悪いと決まっているのだけれども、それになってしまった過程を丁寧に描くことによって、ただ悪いではなくそこに至る悲しみ、その悲しみの解放、昇華を美しく描いていく。今回は炎を使う個性的なキャラクター、煉獄さんが弟子たちのために奮闘するのだけれども、そもそも鬼は傷付いてもすぐに再生するし、人間が圧倒的に不利な気がする。結局、友情、勇気、信頼が人間の強みなんだなあ。
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