このレビューはネタバレを含みます▼
真面目で巨根な大学生・浩介×クラブで出会った綺麗なお兄さん・佐木。巨根すぎて彼女にフラれ続けて童貞の浩介は、バイト先のクラブでナンパしてきた佐木を成り行きで(下心なしで)お持ち帰り。とにかく絵が綺麗でチビ絵も可愛い〜。最初からヒントがぽろぽろ落ちてるのでなんとなくの顛末は予想できるものの、巨根くんの童貞卒業物語というだけでなく、優しい純愛ものでよかったです。佐木側の事情が肝だけど、そこの種明かしがあまり盛り上がりなくぬるっと雑だったのがもったいなかった。そしてそれ以上に浩介の可哀想な生い立ちにもっていかれました。二十歳になる息子が歩み寄るまでなにもできず、自分は幸せになっている父にはモヤモヤが残るなあ。父との距離感はあれで十分、浩介がとてもいい子でおばあちゃんには愛されていたんだなと感じられるのが救いでした。浩介の友人のナオがとっても気になる。スピンオフあるかな?