最悪の人生
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最悪の人生

ふじとび

ヤンキーな先輩と何でも出来る一途な後輩

ネタバレ
2019年10月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作が気になり購入。
短気ですぐ手が出ちゃうヤンキー(誤解されがちで不憫)な先輩・川嶋と、何でも卒無くこなせる天才肌の後輩・佐山。
嫌味な同校生に絡まれている佐山を水差し(物理)で邪魔した事から始まる二人の関係。
その後も一悶着あったり、会う度に先輩の事を知って惹かれる後輩。
そんな時に問題(酔っ払いに絡まれてる妊婦さん助けて誤解されたのが原因)を起こして先輩は退学。
先輩を一途に思い続ける後輩は、社会人になっても、いつか先輩と暮らせるように広いマンションに一人暮らしするのツボです。まさかの再会→同居。
二人の関係が少しづつ縮まってゆく。
告白されても気づかない鈍い先輩、可愛い。再告白されて一晩経って受け入れちゃう男気のある先輩好き!
好意を示されて恥ずかさからタックルしちゃう先輩可愛いー!

最初の話が、うなじ好きなフェチ彼氏に自分自身が愛されているのか不安になって、うなじ見るの禁止したり、喧嘩したりと、まあ、フェチ持ちの人にはあるあるな話でした(笑)
三つの話の内、真ん中に表題作が入っているので、読み始めに肩透かしを食らった感がありますが、好きな人は好きかと。

最後の『eden』は、国の為に神様の生贄になる話。
選ばれたのは主人公の親友。
それに巻き込まれた主人公は、不遇の身ゆえ自分が贄になると言う。けど、親友は主人公の為に自ら贄になる為の果実を齧って・・・。贄の果実を食した者は世界中の記憶から消されてしまう設定。なんとも後味の悪いお話だけど、個人的に好き!
切ない系やメリバ系好きな方は良いのではと。
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