地獄行きバス
」のレビュー

地獄行きバス

明治カナ子

心情が豊かだけれど...

ネタバレ
2019年10月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 明治さんの作品は登場人物の心情が豊かで
読み込むといいお話だなぁと思うのですが、
思うのは絵が下手でなんかテンションが下がること。

いちおう登場人物の区別はつくので、
そういう意味では下手ではないのかもしれなけれど、
絵が下手だとエロがなんか見苦しい。
(坂の上の魔法使いシリーズがよかったのは、
エロがほとんどなかったからだったんだな)

さておき、2つのカップルのお話が入っています。

1話〜4話が表題作。
女性と結婚するけれど、修とは別れないと言うカンちゃんと、
そんなカンちゃんとは付き合ってられないと別れようとする修のお話。
(これの続編が「ギフト」に続きます)

5話〜7話は、幼少期のトラウマで一人では眠れない貴志と、
貴志が好きな輝と、貴志に買われるヒラのお話。
これは出だしが貴志と輝の回想から始まるので
2人のハッピーエンドかなと期待するのですが、
結局輝と出来上がるのでなんだかもやもや。
(なので★減らしました)

ひととおりでない心情を豊かに表現しているのは上手です。
総204ページ。
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