無垢





2019年10月27日
友人は王子様との玉の輿を狙っていたのに、ヒロインのサポーターに。一冊完結の短編でライバル(?)からのシフトがなあなあ。
レビューに書かれていたことが気になり読んでみたが、私は物足りなさがかなりあった。
ピアノ(目の前にあれば、誰も居なければ、それはね、誘惑される)、つい弾いちゃった、というのはよくわかる。
また、ピアノが彼女には大切な存在なのも理解できた。
そこをもっと出して欲しかった。
父の「狂信的」部分、清掃バイト、頻繁な王子との関わり、お話っぽさ全開の偶然の多さ、調べたとはいえ、ヒロインの家庭事情への驚くべき理解力、何かと不自然。
城、シーク、とHQ要素を含ませ、更に清掃係がみそめられるシンデレラストーリー。12時の鐘が痕跡を残すバリエーションは良かった。プツプツ途切れるし、人物もひらべったい。心理描写に入り込めないし、王子の置かれた状況と側近の動きとに説得力が足りない。お定まりのドレスの変身、意地悪人物によって貶められそうになるのも、「基本」に忠実。
敵と味方で成り立つも、母国に帰ったら云々は話の中心にないから省かれて解らないし、スコットランド脱出の経緯はとってつけの事後説明。
なんだか滑らかさが少ない。
求婚シーンに辿り着くまで私は盛り上がりきれずに、ヒロインの周りだけがあっと驚く場面に、却って、そこ、驚けないです、と一人で待ったを心でかけていた。
盗難シーンもしつこいし、ストーリーの中で見え透いている余り、このテの展開に気持ちがヤレヤレ、と、引いていく。
ぎこちなさ散見で、シークでも王子でも同じだったのでは?との気分。
但し、アラビア語の表記は雰囲気が出てとても良かった。
レビューに書かれていたことが気になり読んでみたが、私は物足りなさがかなりあった。
ピアノ(目の前にあれば、誰も居なければ、それはね、誘惑される)、つい弾いちゃった、というのはよくわかる。
また、ピアノが彼女には大切な存在なのも理解できた。
そこをもっと出して欲しかった。
父の「狂信的」部分、清掃バイト、頻繁な王子との関わり、お話っぽさ全開の偶然の多さ、調べたとはいえ、ヒロインの家庭事情への驚くべき理解力、何かと不自然。
城、シーク、とHQ要素を含ませ、更に清掃係がみそめられるシンデレラストーリー。12時の鐘が痕跡を残すバリエーションは良かった。プツプツ途切れるし、人物もひらべったい。心理描写に入り込めないし、王子の置かれた状況と側近の動きとに説得力が足りない。お定まりのドレスの変身、意地悪人物によって貶められそうになるのも、「基本」に忠実。
敵と味方で成り立つも、母国に帰ったら云々は話の中心にないから省かれて解らないし、スコットランド脱出の経緯はとってつけの事後説明。
なんだか滑らかさが少ない。
求婚シーンに辿り着くまで私は盛り上がりきれずに、ヒロインの周りだけがあっと驚く場面に、却って、そこ、驚けないです、と一人で待ったを心でかけていた。
盗難シーンもしつこいし、ストーリーの中で見え透いている余り、このテの展開に気持ちがヤレヤレ、と、引いていく。
ぎこちなさ散見で、シークでも王子でも同じだったのでは?との気分。
但し、アラビア語の表記は雰囲気が出てとても良かった。

いいねしたユーザ2人
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romance2 さん
(女性/60代~) 総レビュー数:1852件
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mos さん
(女性/-) 総レビュー数:131件