センセイと愛犬
」のレビュー

センセイと愛犬

やすだしのぐ/堀川ごぼこ

ストーリーがしっかりしてる

ネタバレ
2019年10月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ やっぱり原作付きの作品はストーリーがしっかりしていてよいです。
政治界のトップを狙う若手衆議院議員と秘書ということで、
裏側での資金の調達や、父親や兄弟との確執など、
BL以外の要素も展開されて面白いです。
ちなみにBL要素は、秘書が議員先生の下のケアをするというお決まりのコースです。笑。

途中までは、これは★5だな〜と読み進んでいたのですが、
途中から腑に落ちない展開がひとつ。
少年院で仲間を守るために一切口を割らなかったような
自己犠牲の精神と根性を持つ秘書が、
議員が財閥の娘と政略的に結婚するとなったら、
議員の言葉を信じずに、あっさり議員を裏切る行動をしたところ。
この発想が女なんですよね〜。

そもそもの持っている性格や、
どんな手を使っても議員を首相に押し上げるという信念を持っていることからすると、
恋愛ごときで思考を変えるはずないんですよ。
とくに男は。

まぁ、最終的には、議員を守り自分が罪を負う行動に出ますが、
議員から自分が求められてると分かってからの行動なので、
恋愛起点になっているのが、ちょっと残念でした。
それで★−1です。
総187ページ。
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