狼は恋に啼く【おまけ漫画付きコミックシーモア限定版】
りゆま加奈
「狼」シリーズ1 同世界観短編2作+中編1作
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼
「狼は恋に啼く」~「狼は花の馨り」~「狼の花嫁」と続く「狼」シリーズ第1作。狼と白鹿の血を引き、狼と共に生きる民族のお話。りゆま加奈先生、初コミックス作品。ファンタジーもの。同シリーズは同じ世界観ですが、それぞれストーリーは単体で描かれているようです。割引キャンペーン購入。
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シリーズ1作目となる「狼は恋に啼く」を読んで見ました。しっかり練られた世界観、美しい民族衣装、そして大昔から伝わる狼と白鹿の関係と掟…。その中で惹かれ合う3CPの純愛が、切なく美しく描かれていました。特に「狼と身代わりの恋」はタイトルに「身代わり」と入っているように、始めから身代わり設定でかなり切ない…。健気な白鹿たちの想いにジリジリさせられますが、全てラストはほっこり仕上げなのでご安心を。エロ的なものはかなり少なめです。ギュウギュウと切なくて、でもラストは甘い…というストーリーは大好物なので、続くシリーズも読んでみたいと思います。★4.5
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「狼は恋に溺れる」
王家の王子・ツァスと番となる白鹿・ウルのお話。白鹿というだけでツァスに好かれてるのでは?と悩むウルは…。短編。
「狼は幸せな夢をみる」
貧しい村で互いに孤独となり共に生きてきた狼の血を引く民族のアリオンとイェケのお話。イェケにいい暮らしをさせたいアリオンは…。短編。
「狼と身代わりの恋」前後編
アラクシは、自分の兄と番になったサラの双子の兄・ナラが好き。それを知っていても傍にいたいと番になったサラ。アラクシとサラ、二人の切ないお話。
「狼と身代わりの恋 その後」描き下ろし24ページ
初Hあり。描写は見えない感じで少なめ。チラリと見えた牙にゾクッ。
「あとがき」3ページ
「カバー下」
ウルが大好きな狼視点。
「購入者特典描き下ろしペーパー←シーモア限定」
アリオンとイェケ。
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