このレビューはネタバレを含みます▼
お相手は大半の時間、骸骨なのですが、おどろおどろしさは皆無です(笑)。
作者の文章力の高さで、最初はもたつきますが、中盤からラストにかけては、一気に読ませます。
登場人物も最低限に絞られているし、構成も上手いので、物語に一気に引き込まれます。
ヒロインと性格のお陰で、悲惨な骸骨ヒーローが、骨であるが故に、笑えて仕方ありません!
本来なら、狂気に近い執愛的純愛で、ゴシック感が漂う筈なのに、作者の筆の冴えが、本当に素晴らしいです。
たぶんですが、元ネタは、往年の懐メロで、「骨まで~骨まで~骨まで愛して欲しいの~よ~」という曲だと思います。昭和の古い歌なので、おじいちゃんやおばあちゃんに訊いてみて下さい。以外と明るい曲なんですよ(笑)
TL として、エッチシーンもありますし、ラブストーリーとしてもよく出来た作品です。