実録 泣くまでボコられてはじめて恋に落ちました。
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実録 泣くまでボコられてはじめて恋に落ちました。

ペス山ポピー

気づいたら泣いていました

ネタバレ
2019年11月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 途中までは、すごい特殊な性癖だなぁ、こんな世界があるのだなぁ、こんな人がいるのだなぁとちょっと引きながら読んでいました。
でも、性の在り方で、とても苦労して回り道をして泣いて吐いて苦しんでたどり着いたんだなぁと思って、色々考えているうちに、気がついたら泣いていました。
自分のことをここまで理解して、初恋を経験して、そして恋が終わって、心と体がバラバラだったものがようやく手の平に少しずつ受け入れられるようになった時の気持ち。
それでいいんだよと自分を肯定してくれた恋の、彼の優しさ。
私も性癖がやや歪んでいる自覚はあるので、共感して、これまでの恋愛を思い出して泣きました。
最初から戸惑いながらも何故か気になって、二冊まとめて買ったのですが、出会えて良かった本でした。
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