淫紋の贄【イラスト入り】
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淫紋の贄【イラスト入り】

和泉桂/笠井あゆみ

順番、大事だよね……。

ネタバレ
2019年11月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ キャラクター設定もイラストも好みでした。明治時代の文明開化を背景に陰陽道の世界に加えて古代の伝説など好きな要素がてんこ盛りで。攻めの楸様も特に癖の強い所がなく、傷だらけで抱えてるものがめっちゃヘビーだけど気丈に振る舞う時雨のことをそのまま受けとめて包み込んでくれる懐の深い素敵な殿方です。ほんとよかったよ、責めたり調教しようとするような昨今ありがちな攻め様じゃなくて。全ての元凶の翡翠まで救おうとする男の中の漢です。ただし!!!攻め様より前に当て馬とモブ達との饗宴は…いただけませんでした。一ヶ月も宴会しなくていいんじゃないの、長過ぎだし、見つかったときの描写もおそらくは…。おなかの模様のアレ設定が珍しくて読みたかったのでその描写たっぷりでそこは良かったのです。しかし別邸に拐われる前の帝都十王邸にいるときに、例え一回でも楸様としていて欲しかった…。時雨と一緒に心が磨り減りました。そこがどうしても私とこの作品が合わなかったところで、★3です。本命と当て馬とモブとの順番なんて関係なくエロ先行OKな方は大丈夫だと思います。
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