甘くない彼らの日常は。
」のレビュー

甘くない彼らの日常は。

野切耀子

個性的なイケメン男子に心底癒される

2019年11月14日
野切さんの絵の美しさと、男の子達それぞれの個性とカッコ良さ、それに対して魅力不足にはならないしっかりとした主人公の性格がマッチして、とても読みやすくて読んでいる間はすごく癒されます。
ずっと読んでいたいくらいです。読み終わったらすぐに続刊が読みたくなります…早く逆ハーレムならんかな…もう3人ともとくっつきたい!(笑)

デレた後のみんなはほんとに可愛いですね。まだまだデレそうですけど(笑)
結局最後は一条くんとくっつくんだろうと思いますけど、それまでに幼なじみ3人組が恋の火花散らすのかなっていう過程がとても楽しみです。
一条くんは安定して可愛いなと思いますが、五嶋くんのヤンチャ可愛い感じも突き抜けていて好きです。それぞれが2人の幼なじみの理解者で、だからこそ心の機微に気が付いて、今までとは関係が変わっていく様子にドキドキします。

2巻目は、1巻ラストで本性見せてきた入家くんの巻だったように思います。
一条くんが大事すぎて、主人公の緑に敵対心向けてくるとか可愛すぎですね。
1番落ち着いてるようでいて1番子供っぽかったり、1番優しそうなのに本性は腹黒くて辛辣な物言い…でもその本性を見れることこそが心を許してくれている証拠っていう。
なんやかんや萌えが詰まっていて最萌になりそうな彼でした。
彼の「キライ」はきっと好きなんだろうな〜とか思いながらニヤニヤしてました。
そんな素直じゃない彼が、余裕なくなって「好き」を口に出す時が果たしてくるのだろうか。
一条くんとくっつくと思いつつも2巻読んだ直後は入家くん贔屓の感想になってしまいました。
ほんと3人ともとくっつきたい!

3巻目では1番に緑を意識するようになった五嶋くんメインの巻になりそうですね。
一条くんも入家くんも、ほぼほぼ緑ちゃんに落ちちゃってるのに自分の気持ちに気付かないフリしてる感じがしますけど。
緑ちゃんがただのいい子ちゃんじゃなくて、入家くんにしっかり言い返したりしつつ打ち解けていく会話の流れとかがすごく自然で、野切さんは絵だけでなくそういったやり取り・シーンの魅せ方まですごく上手いなと感心させられます。
本気で弟大好きで性格の良い緑ちゃんのことを嫌いになる読者はむしろ心歪んでると思うレベルで、絶対好きになれる主人公だと思います!(笑)

次巻がまた待ち遠しいです。
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