真昼の月【完全版】
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真昼の月【完全版】

いおかいつき/亀井高秀

読み応えあり

ネタバレ
2019年11月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 中編が2話ずつと中編プラス短編の全3冊。訳ありの受があっさり墜ちちゃって、契約上の関係からいつのまにか進展していて、どこらへんでというのがわからない。そこそこ突っ込みどころがありつつ、軽くはないけどハードすぎない事件もあって読み応えは充分。
とはいえ2人の関係でいうと、まだまだ始まりなのかなという感じ。何せ出会ってから7カ月間くらいの話で、最後に10年後のお話も1作あるので…。もう少し10年後の話とか読みたかった。続編はないのかな。
突っ込みどころといえば、この2人、受の仕事場でいたしているわけで。最初は仕事も1人だったし自宅兼用だったからいいけど、最後には所員も増えて、仮眠所的な扱いにしたようなのだが、そこで一日置きというペースでするのは、周囲の人、公認とはいえどうなのかと思うのは私だけ? 同僚は海千山千のおじさまだし、受が受らしくいればいいと言い切っているので気にならないのか? ソファベッドも強度の不安がとあったし、そこが最後まで気になって…。
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