君はオメガ
」のレビュー

君はオメガ

アサナエアラタ

設定が良かった!!魅せ方が惜しいっ!

2019年12月6日
一冊丸ごと表題作。
元αの後天性Ωの年下攻×後天性Ωの友人を襲ってしまったトラウマを持つα受の再会もの。攻の境遇が辛いものであったり、αとして受を好いていて「抱きたい」と思っていたのに、Ωと診断され抱かれる身体へと変化していく再認識のズレに苦しむ姿とか、すごく良かったです。受は人畜無害そうな温和な風に見えるけど、α家庭ゆえの優秀でいなければならないというプレッシャーに苛まれている姿とか、掘り下げて描かれていたのが良かったです。
設定は最高でしたが、展開の持って行き方、コマ割りや表現の魅せ方がすこく惜しいな、と感じるところが特に後半に見受けられて、ページ数の都合かなとは思いますが、すごくいい話なのに惜しいな!と感じました。前作「君はα」の方が読みやすさ◎でした。
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