何作も何作も入って充実の短編集





2019年12月7日
2冊まとめて読んだ。楽しめた。やはりうまさが違う。読み物として粒ぞろい読み切り作品集。
確かに他のレビューアーさん達の忠告は聞くべき。一冊目のベストセレクションの各作品に「まえがき」のような作者の文章があるが、面倒でも漫画を先に読み終えてから、そのまえがきに戻って振り返りのときに読むことを勧める。
それにしても、こうした中身の詰まった作品に触れると、薄められていてグダグダしている漫画は金返せモノだな、と思ってしまう。
この出版社は、少し性的描写で読者の関心をそちらで煽り立てることが編集方針らしく、長くクオリティよりもその描写を入れることのほうに漫画の紙幅が割かれて、また、好評で引き延ばしをさせるのも比較的ゴールポスト迷走感があって、時々残念なものがある。そこまで必要ではないのでは?と、思わせたら失敗なのだと思う。
本作2冊中は幸いその違和感は一作にしか無かったが、小学館さんて、よく人気と作品の質とは無関係な物を堂々良作の、横に並べてくる。由緒ある大出版社なのに。
それでも今、30%割引はグッドタイミングに感じ、まとめ買いした。
篠原先生は紙の文庫ではほぼ網羅的に買ってるが、古い作品は自分が丁度子育て等で漫画を読んでいない時期に当たってしまって、読んでいない。こんなチャンスは結構飛び付いてしまう。
サスペンス、ホラー、心霊、サイエンスフィクション、生まれ変わりなど、只のラブを、扱わないところが一味二味くせ者で面白さが出ている。
どれもそうした変わり種ストーリーが下地で、主人公の憧れや恋心がキュッと入り込んで、事件等によりラブ色が屈折するところ、色々な屈折を楽しめる作品集だ。
確かに他のレビューアーさん達の忠告は聞くべき。一冊目のベストセレクションの各作品に「まえがき」のような作者の文章があるが、面倒でも漫画を先に読み終えてから、そのまえがきに戻って振り返りのときに読むことを勧める。
それにしても、こうした中身の詰まった作品に触れると、薄められていてグダグダしている漫画は金返せモノだな、と思ってしまう。
この出版社は、少し性的描写で読者の関心をそちらで煽り立てることが編集方針らしく、長くクオリティよりもその描写を入れることのほうに漫画の紙幅が割かれて、また、好評で引き延ばしをさせるのも比較的ゴールポスト迷走感があって、時々残念なものがある。そこまで必要ではないのでは?と、思わせたら失敗なのだと思う。
本作2冊中は幸いその違和感は一作にしか無かったが、小学館さんて、よく人気と作品の質とは無関係な物を堂々良作の、横に並べてくる。由緒ある大出版社なのに。
それでも今、30%割引はグッドタイミングに感じ、まとめ買いした。
篠原先生は紙の文庫ではほぼ網羅的に買ってるが、古い作品は自分が丁度子育て等で漫画を読んでいない時期に当たってしまって、読んでいない。こんなチャンスは結構飛び付いてしまう。
サスペンス、ホラー、心霊、サイエンスフィクション、生まれ変わりなど、只のラブを、扱わないところが一味二味くせ者で面白さが出ている。
どれもそうした変わり種ストーリーが下地で、主人公の憧れや恋心がキュッと入り込んで、事件等によりラブ色が屈折するところ、色々な屈折を楽しめる作品集だ。

いいねしたユーザ3人
-
Hana さん
(女性/40代) 総レビュー数:17件
-
葡萄ネック さん
(女性/50代) 総レビュー数:7件
-
romance2 さん
(女性/60代~) 総レビュー数:1852件