溺愛の檻【コミカライズ】
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溺愛の檻【コミカライズ】

霧壬ゆうや/真宮藍璃

復讐を誓う男×囚われの御曹司

ネタバレ
2019年12月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「伯爵」と呼ばれる男・尚吾×一流企業の有能な御曹司・司。パーティーの最中に拐われて気付けばオークション会場の商品になっていた司は、10年前に姿を消した尚吾に落札されて陵/辱の日々へ。同名小説のコミカライズ版、原作は未読。尚吾の復讐の理由や真相、拗れてしまった二人、それでも捨てられない10年越しの想いなどシリアスな案件山積みですが、全体的にさらさらと進んでフィニッシュ。尚吾が二階堂家を恨むのは分かるけど、さすがに司が可哀想。唯一なにもしてないのに一番ボロクソな目に遭ってるな。尚吾から葛藤や苦しさがほぼ感じられず、溺愛…なのかな?という感じ。あんなことをしておきながら最後まで余裕だし、復讐心と恋心の狭間で懊悩する攻めが見たかった身としてはちょっと物足りなかったです。司もチョロチョロのチョロすぎ。お育ちが良すぎる。本編後の甘々後日談の方が面白かった!イケメン攻めに溺愛される美人受けはここで堪能。行動はどうあれ尚吾のイケメンぶりは大満足でした。
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