学園アリス
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学園アリス

樋口橘

1巻が一番面白いタイプの漫画

ネタバレ
2019年12月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 途中から作品変わったんじゃないかって位、登場人物の性格変わりまくってて酷い。どのページも眉毛下げて涙ためてる蜜柑たちがポエムみたいな台詞吐き続ける巻が続いてげんなり。泣きすぎ。しつこい。背景も登場人物もキラキラしすぎ。チカチカする。初期の蛍の、表情を変えないクールで聡明で口数少なくて誤解されながらも誰よりも蜜柑を大事に思う姿がすごく魅力的だったのに途中から涙ためるわ困った顔するわ焦るわ蜜柑に愛の告白してからキスするわ、、あなた誰ですか?こんなの蛍じゃない。棗も途中からお前を守るだの好きだの月に誓えだのクッサイ台詞何ページにも渡ってべらべらべらべら。初期のあのツレないし口では酷いことばかりだけど蜜柑が困った時は陰ながら助ける棗君どこ行った?誰ですか君?今読んでるの学園アリスだよね?ってなる。不思議な学園の生活を底抜けに明るい主人公がわちゃわちゃ楽しむ雰囲気どこ行った?そりゃ多少シリアスな設定入るのはスパイスとして楽しいからいいけど、こんながっつりシリアスな漫画にしないで欲しかった。色んなアリスの話をもっと丁寧に書いて欲しかった。主人公と学園にいる面白いアリスを持ってる生徒達が出会って問題解決したり、楽しんでる明るい平和な学園生活がもっと見たかった。アリスって面白い設定を台無しにしてる。残念すぎる。
絵も初期の頃の方が好き。キラキラし過ぎてない。途中から顔も目がでかすぎるし体型のバランスも狂っておかしい。
長期に渡る作品は最初の方が面白いものと段々作家さんの絵が上手くなって話の展開に引き込まれていくものとで分かれる事が多いですが、こちらは前者の方でした。
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