ミセス・マーメイド
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ミセス・マーメイド

高尾滋

いい雰囲気の話です

ネタバレ
2019年12月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ マーメイドは何の比喩だろうと思ったら本当に人魚でした。
5年ぶりに町に姿を見せた海果(人魚)に、初恋だった歩美(男性)は浮き足立ちますが、故郷に帰ると言う海果を引き止め、一緒に暮らし仕事をすることになります。
全体的にはしっとりした空気が流れますが、要所要所はやっぱり高尾先生…!と思わせます。
雰囲気的には人形芝居を思わせるような落ち着いた空気感。

この作者さんはディアマインからずっと好きでしたが、一旦離れていて、でもこの表紙見ただけで紙の方の本を即買いしました。表紙の通り雰囲気のある絵とストーリーで、歩美ちゃんと海果ちゃんの今後が気になります。

人魚姫って泡になっちゃうだけじゃないんですね。「人魚のむすめにしなないたましいはありません~」と引用されてるのですが、人魚姫の話もちゃんと読んでみたくなりました。
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