飢えた獣の手懐け方(フルカラー)
」のレビュー

飢えた獣の手懐け方(フルカラー)

海野真

うんー

ネタバレ
2019年12月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作画が綺麗ですし、設定、物語、登場人物も魅力的です!しかし、私の理解力が無いのか‥初めの頃は吸血鬼と食糧の関係性について理解できたのですが、話が進むにつれ設定の曖昧さ(?説明の少なさ?)により物語の全体像が分からず、読者は登場人物達に置いていかれてるような感覚です。
弘樹の父の吸血鬼達に対する支配方法(「強者には従わざるおえない」のみで)の詳細が掴めず、改革をするという表現をする意味がイマイチ分かりません。(改革と言う程中身が無いため。)息子の食糧を殺し続けたのは親子間の問題ですし‥。世界中の吸血鬼は権力のある情報通に自身の食糧事情を知られてしまう、血統での力の差異が大きすぎるだけで逃げられず、管理されてしまうのですか??少し、設定が浅いように感じます‥。
隆文達が示す改革後の管理方法は隆文が食糧を管理することで殺さなくさせるという事だけなのでしょうか??父親が息子をそばに置きたい、大切な食糧もそばに置きたい、だからその2人に大切に思われている隆文に手を出せない‥?吸血鬼最強の部類で今まで何百年と力で統治していた吸血鬼の長がそれだけで手を出せなくなるのもよく分かりませんでした。
さらに会話の中で「あいつが」や「あのこと」といった指示語が多く出てきますが、読者にはどれを示しているのか分からず、何について話しているのか分からない場面が多いと感じます‥(・・;)
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