弱味につけこんでも欲しかった相手





2020年1月12日
相手だけが悪いのではないと私には思えた。
男のプロポーズがヒロインのお気に召さなくても、男の立場、面子丸潰れの台詞「何があってもあなたとだけは結婚しません」だなんて。真っ直ぐベッドに誘い、次はプロボーズ、そこに彼女がその台詞で拒絶するほどの根拠を感じない。地位も財産もある男性には、それを維持している自尊心があるのだ、ということを推し量る物言いが出来ない、それなのに被害者意識ばかり前面に出ている。彼女はお父さんの事が明るみに出る前に、状況に流されそうになりながら逃げた。自分で納得行かないのなら、怒鳴らずにちゃんと話せば、と思うし、ひっくり返せないなら腹括るしかないし、それも嫌なら放棄逃亡すべき。また、自分の感情が未整理で彼に当たる当たる。なにそれ、と思ってしまった。「あなたなんて嫌いよ」「私を愛してなどいないくせに」も読んでいて飲み込めない。
絵が幼い感じがする。ここから沢山描いて洗練されたのが今?、という気がした。
同一人物の絵のはずが同一性を感じにくい。婚約者の兄は、目つきを邪そうにしただけ。
ヒロインがこども。ストーリー中の台詞や発想もだが、「外見」だけで自分を気に入った彼を批判したのに、彼女、自認したその外見以外のいいところを描写されてない。
彼が斜めに来るのは最初のつまづきが痛かったからだろうが、その後一度も正攻法で行かないのは、これはひねくれヘタレと言っていいだろう。
横領はHQにも度々題材にされるが、高額なら懲戒解雇で損害賠償だろう。そこまで大罪でなかったら示談?、かもしれないが、いずれにせよ、発覚の様子が描かれず、社内調査で判るのがふつうと思えるがそこにヒロインが責任を取る余地なんて、一体あるのだろうか。
いろいろと不思議があるほか、場の繋ぎ方に、滑らかさを感じない。「両親に君を自慢しなくては」の彼の言葉に「あなたってなんて自信家なの」も、彼の申し込みを断って来た彼女の理由とは相容れない。彼のキャラが自分への誇りからであったとしても。
私は3.0~3.2位のつもり。
高井先生はこの後に担当されたHQでいい作品を連発されるのか。本作は女性の方が良くて男性が相対的に色気なし。
表紙からしてなんだか少ない画素数での表示みたいに感じたが、カラー頁らしき(これは色刷りのところはモノクロに表された)巻頭は特に、一体、アニメのひとセルなんだろうかと思ったくらい。
男のプロポーズがヒロインのお気に召さなくても、男の立場、面子丸潰れの台詞「何があってもあなたとだけは結婚しません」だなんて。真っ直ぐベッドに誘い、次はプロボーズ、そこに彼女がその台詞で拒絶するほどの根拠を感じない。地位も財産もある男性には、それを維持している自尊心があるのだ、ということを推し量る物言いが出来ない、それなのに被害者意識ばかり前面に出ている。彼女はお父さんの事が明るみに出る前に、状況に流されそうになりながら逃げた。自分で納得行かないのなら、怒鳴らずにちゃんと話せば、と思うし、ひっくり返せないなら腹括るしかないし、それも嫌なら放棄逃亡すべき。また、自分の感情が未整理で彼に当たる当たる。なにそれ、と思ってしまった。「あなたなんて嫌いよ」「私を愛してなどいないくせに」も読んでいて飲み込めない。
絵が幼い感じがする。ここから沢山描いて洗練されたのが今?、という気がした。
同一人物の絵のはずが同一性を感じにくい。婚約者の兄は、目つきを邪そうにしただけ。
ヒロインがこども。ストーリー中の台詞や発想もだが、「外見」だけで自分を気に入った彼を批判したのに、彼女、自認したその外見以外のいいところを描写されてない。
彼が斜めに来るのは最初のつまづきが痛かったからだろうが、その後一度も正攻法で行かないのは、これはひねくれヘタレと言っていいだろう。
横領はHQにも度々題材にされるが、高額なら懲戒解雇で損害賠償だろう。そこまで大罪でなかったら示談?、かもしれないが、いずれにせよ、発覚の様子が描かれず、社内調査で判るのがふつうと思えるがそこにヒロインが責任を取る余地なんて、一体あるのだろうか。
いろいろと不思議があるほか、場の繋ぎ方に、滑らかさを感じない。「両親に君を自慢しなくては」の彼の言葉に「あなたってなんて自信家なの」も、彼の申し込みを断って来た彼女の理由とは相容れない。彼のキャラが自分への誇りからであったとしても。
私は3.0~3.2位のつもり。
高井先生はこの後に担当されたHQでいい作品を連発されるのか。本作は女性の方が良くて男性が相対的に色気なし。
表紙からしてなんだか少ない画素数での表示みたいに感じたが、カラー頁らしき(これは色刷りのところはモノクロに表された)巻頭は特に、一体、アニメのひとセルなんだろうかと思ったくらい。

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hm さん
(女性/40代) 総レビュー数:0件