「女子高生」は「エロコンテンツ」の闇





2020年1月14日
見た目が酷く、自分のことを「社会の最底辺」と思っている男が、可愛い女子高生と体が入れ替わり、人間的に成長する話。こう聞くと、多くの人が「色んなハプニングがあって面白そう!」と思うでしょうが、
この漫画の本題は、「男にとって、[若い女]はエロコンテンツであり、そこに個々の人格を求めていない。」ことの闇です。
だから、主人公は女子高生の体になった後、ひたすら色んなセクハラに遭い、過去の自分を見つめなおしたり、好きな子ができたりしていきます。テンポよく、最後まで勢いつけて読めます。
何度も強調されるのは、やはり性的な搾取のこと。
本文中の台詞ですが、妻子持ちの痴漢のことを、「男って、自分の女を守る一方で、よその女に加害することもできる。」と言っており、この台詞はこの漫画の言いたいことの一部をよく表していると思います。
これを、青年誌で書くというのは、作者先生にとって意欲作だと思う。
同じ内容を、女性誌で描けば、多くの共感を呼んだことでしょう。でも先生はあえて、青年誌で描き、この闇について、男性に考えて欲しかったのだと思います。
女子高生と聞けば、スケベネタと直結するような脳内の男性がこの本を読むと、冷水をかけられたような嫌な気分になるかもしれません。でも、それが目的の本とも言えます。
自分は女で、地味な学生時代のみ、痴漢に遭ってましたが(服を華やかにして化粧をするようになったら痴漢にあわなくなった。奴らは、泣き寝入りしそうな地味な子を狙うということは後から知りました。)「よくここまで言ってくれた。」と思う気持ちもあります。
この漫画の本題は、「男にとって、[若い女]はエロコンテンツであり、そこに個々の人格を求めていない。」ことの闇です。
だから、主人公は女子高生の体になった後、ひたすら色んなセクハラに遭い、過去の自分を見つめなおしたり、好きな子ができたりしていきます。テンポよく、最後まで勢いつけて読めます。
何度も強調されるのは、やはり性的な搾取のこと。
本文中の台詞ですが、妻子持ちの痴漢のことを、「男って、自分の女を守る一方で、よその女に加害することもできる。」と言っており、この台詞はこの漫画の言いたいことの一部をよく表していると思います。
これを、青年誌で書くというのは、作者先生にとって意欲作だと思う。
同じ内容を、女性誌で描けば、多くの共感を呼んだことでしょう。でも先生はあえて、青年誌で描き、この闇について、男性に考えて欲しかったのだと思います。
女子高生と聞けば、スケベネタと直結するような脳内の男性がこの本を読むと、冷水をかけられたような嫌な気分になるかもしれません。でも、それが目的の本とも言えます。
自分は女で、地味な学生時代のみ、痴漢に遭ってましたが(服を華やかにして化粧をするようになったら痴漢にあわなくなった。奴らは、泣き寝入りしそうな地味な子を狙うということは後から知りました。)「よくここまで言ってくれた。」と思う気持ちもあります。

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