このレビューはネタバレを含みます▼
東京から田舎にやってきた胡桃澤さんと、胡桃澤さんの家の修繕を手伝ってくれる宇佐くんのスローライフ、「カントリー・ダイアリー 春から夏へ」の続編にして完結編。寂しい〜もっとずっと続いて欲しい!なにも知らないままやってきたけれどやる気まんまんでフットワークも軽い胡桃澤さん、季節の移ろいをゆっくり感じながらもあっという間の1年間。読んでいるだけで胡桃澤さんの喜びや感動を疑似体験できる感じ。気付けば知り合いも居場所も増えて、胡桃澤さんが土地に根付いていくのが感じられてほっこり。相変わらずBL色は限りなくゼロですが、宇佐くんとの距離も自然に縮まり、最後に呼び方が変わっていたりときめきポイントはたくさんあります。きっとこうして、変わらないようで日々違う景色の中でゆっくり歳を重ねていくんだろうな。その後の彼らの生活を覗き見たいような、そっとしておきたいような。心が温かくなって自然と優しい気持ちになりました。