兄と妹 禁じられた抱擁
」のレビュー

兄と妹 禁じられた抱擁

吉田行/城之内寧々

喘ぎ声はTLでそれ以外が官能小説だった

ネタバレ
2020年2月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ タイトルの硬さとお試し読みの文章力に期待して購入。

中世的世界観にそぐう喋り言葉と雰囲気に、切ない関係性の話が読めると思って読み始めて、確かにベッドシーンに入るまではそうだった。

喘ぎ声や台詞がいきなり現代TL物のJKになったのでびっくりした…
せっかく作り上げてあった世界観ぶち壊しにきててもったいない…
この固い雰囲気や物語の入り方で読みたいと思った読者は、ベッドシーンだけ現代物に寄せても困惑しかしないと思う…
編集さんの指示だったりするのかな…ここだけ(と言うかエロ以後の台詞回しも若干引きずられてるかも)めっちゃ違和感…

言葉は悪いですが、頭軽そうなTL作品が多い中、官能小説的なイン靡さと固い世界観が珍しくて面白い!と思っただけに、落差があったのかも。

校正しきれてないのか、誤字変換の訂正されてないところがいくつか…

最後、俺たちの冒険はこれからだ!で終わってるので、そこが尻切れトンボだったけど、今後に期待な作家さんかなと思います。

短編で短め。丸々表題作のみ。
本文内挿し絵はなしです。

【評価基準】→
☆5…希少で最上の作品!何度も読んじゃう! 
☆4…最高!人にもおすすめ♪(※他の人の☆5-4位) 
☆3…面白い~一応、完読した(※他の人の☆4-3位) 
☆2…微妙~二度読み無しかな(※他の人の☆3-2位)
☆1…つまんない!~時間の無駄かな… 
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!