このレビューはネタバレを含みます▼
神通力を持ち、千年以上前から存在する黒竜と白竜それぞれの物語。舞台は現代、怖いほど一途だけれど重すぎない読みやすさでどちらも面白かった!Hも濃厚で満足!
「黒竜編」
千年かけて人間に転生した元黒竜の竜崎×竜崎に心酔している舎弟のヤス。荒竜として恐れられてきた黒竜は美しい笛吹き・千凪と恋に落ち、千凪と添い遂げるために人間になり千凪の生まれ変わりを探している。過去の黒竜と千凪のシーンがことごとく儚くて美しい。名前を呼べないもどかしさ。さすが元竜の竜崎のアレがすごい迫力!シリアスになり切らないヤスが可愛かった。
「白竜編」
今も現代に生きる白竜・白夜×竜痕を持って生まれた虹野。白竜の神通力を安定させる魂振の力を持つ巫覡として白竜の側にいる虹野。白竜がリゾート開発して成功していたり、虹野も元気で、黒竜編とは違った賑やかさが。でも白竜のこれまでが虚しさと切なさの連鎖で辛い。ようやく結ばれて本当によかった!たくさん愛し合って幸せを実感して欲しいなー。