どうなんだ

ネタバレ

2020年2月7日

このレビューはネタバレを含みます▼ 絵に関しては個性と捉えて好き嫌いはノーコメント。ただ、HQは原作ありきなので纏める力が少し足りないのかと。全てのエピソードを入れたでしょう？っていうくらい情報が多すぎて、でも読み手には伝わらない消化不良感。主人公は事故前はとんでもないタカビーお嬢様、では事故後はいろいろ反省して贖罪の日々をお過ごしだったのかしら。自分が事故を起こしたと思っているなら、元婚約者に対しての婚約期間はさぞかし、とも感じない遺産を手に入れるための道具的扱い。手術を受けさせた親子との関係なんて何もないし、そこまでさせる何かがあるならそれ描かなくてどうするの？ヒーローはヒロインの仕打ちに憤りも恨みも嫌悪もなかった訳？のし上がるための泥臭さも感じない温度を感じないヒーローの過去と現在。高嶺の花が落ちてきてよかったねぇとしか感じない２人の関係性。ヒーローがお金持ちでなければ成り立たない話。一番腹がたったのは子どもができるのは奇跡でしかない事故後の身体にあっさり奇跡が起きること。それもシルエット表現でめでたしめでたし。私はありがたいことに子持ちですが、いたしたからといってそう簡単に授かれるものではありません。読者のほとんどが女性なのですから、出来にくい身体という表現を２文字の奇跡を引き立てるために使って欲しくありません。

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はるさん

(女性/50代) 総レビュー数：52件

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