妹に婚約者を取られたら、獣な王子に求婚されました～またたびとして溺愛されてます～
桜井悠/氷堂れん
このレビューはネタバレを含みます▼
作者さんの作品初買いだったが、試し読みのヒロインのキャラクターに惹かれて購入。うーん、話の展開とヒロインのキャラクター含め人物描写自体は悪くないと思うのだが、その他の内容が背景描写も含めて荒削りかつ詰め込みすぎ。値段に合わない薄い内容に感じた。話の流れ的に仕方ないのかもだが、主人公の家族含めてヒーローとヒロイン以外の登場人物にまともなのがほとんどいないのはどうして？そして悪役が頭悪過ぎるだろう。主要な登場人物すべて国の貴族だが、こんなのが公爵やら王族が務まるかいと何度も萎えた。そしてタイトルにある『またたび』って単語。途中からくどすぎるくらい出てきてこれにも萎えた。。タイトルから『またたび』=ヒーローが理性を失うくらいヒロイン愛されちゃうの？って期待してはダメ(私は期待してた、、)。ラブ度は恋愛小説じゃないの？ってくらいに低い。愛＜正義。レーベルはアイリスneoさんだが、甘いラブコメを期待しての購入はしないほうがいい。幸薄い境遇の中頑張っているヒロインが、チートなハイスペヒーローと出会い、ヒーローとともに悪を懲罰する勧善懲悪ものとして頭を空っぽに読む分には読後すっきりするのかも。ヒロイン正義感強く、悪役こてんぱんにされて終わる。不条理な世界に疲れ、悪役にぎゃふんと言わせたいときに読み返すかも。。
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