このレビューはネタバレを含みます▼
平安時代もの好きなので読んでみましたが、正直「なにこれ」という作品でした。ヒロインは無邪気で明るい姫君という設定にしたかったんでしょうが、単なる浅はかで品のない女性にしか見えない。ヒーローと知り合うために牛車に見投げしろと弟に命じたり、初対面の男性と外で普通に言葉を交わしていたり。(親族以外の男性とは御簾越しに話をしていた時代ですよね?ヒロイン箱入り娘なんですよね?)文章もあまりお上手ではないと感じる。冒頭から「行く」「いる」「いる」「いる」と同じような文末ばかりが続いて読みにくい…。私には合わない作品でした。