あなたがしてくれなくても
」のレビュー

あなたがしてくれなくても

ハルノ晴

主人公の表情の変化にグッときます

ネタバレ
2020年2月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻まで読んだ時の感想は みちの旦那に対して怒りしかかわかなかったです。
2巻…3巻と続きを読んでいくにつれて、それぞれのキャラクター目線の気持ちも見られ、旦那への怒りも薄まりなんとも言えない心情です。
ですが、陽ちゃんの今更感がひどい納得いかない。
こういう男の人って気付くのが遅いんですよね。
新名さんは包容力があって相手の事を思いやる事の出来るとても素敵な男性なのはわかる。
仕事も家事もできて優しい旦那って存在するの?
と絶滅危惧種を見ているみたい。
そんな男性にみちが惹かれるのも分かる。
だからといって不倫が許されるわけではない。
わかってはいるけど、みちと新名さんとの関係も崩れて欲しく無い。
本来は陽ちゃんとみちが再構築できたらハッピーエンドなのだろう。
ですが、1つ言えることは、新名さんと不倫を続けていくとかお互い離婚して新名さんとみちとで再婚すればいいとかではなく、陽ちゃんとこのまま夫婦として続けていくことが本当に幸せなのか?ということ。
みちの年齢も関係してくると思うけど、このままグダグダと無駄に夫婦ごっこしていくくらいなら離婚してもいいのではないだろうか。
離婚後に再婚して子作りするまでの年齢を考えたらリスクは大きいとは思うが、旦那が子どもに対してこうも適当にされると腹も立つ。
女の人は出産とか年齢とか考えることが多くて大変ですね。
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