このレビューはネタバレを含みます▼
275ページでした。この作品は、海外ロマンス小説のアン・アシュリー作『華麗なる企て』を原案に、乙女ライトノベル風にアレンジされたそうです。だからなのか…“淑女”がフィーチャーされるあたりが海外作品っぽいです。
内容は…、ヒロインが求婚避けに自分で噂の種をまくのですが、その噂が膨れ上がってヒロインを嘲笑するような内容に変わってしまいます。それで社交界にも居づらいようになるんですが、まぁ自業自得ですね(苦笑)。そしてヒーローが馬丁としてヒロイン宅に雇われ、二人は心を通わせていきます。その身分違いの二人がどうやって結ばれていくか…というストーリーです。
読者にはヒーローの本当の身分は早い段階で予想がつきます。でもこのヒーローはかなりヘタレなので、いつまで馬丁やるの?…と、若干冷めた気持ちで読み進めました。ラストで何で馬丁になったか理由がわかるんですが、案の定、大した理由じゃなかった(^_^;)。
ヒロインは世間知らずだし…ヒーロー&ヒロイン共に素敵なキャラだと思えず、失敗ほど悪くもないけど読み返しはしない☆3評価です。