王妃は政略結婚の夜に溺れる
」のレビュー

王妃は政略結婚の夜に溺れる

木野美森/水綺鏡夜

ちょっと堅いけどなかなか面白かった

ネタバレ
2020年3月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 224ページでした。けっこう内容が濃くて設定も良く練られています。ヒーローが器の大きいしっかりとした大人のイケメンで、ヒロインは自分の置かれた立場や身分に翻弄されながらも健気なしっかり者です。二人共しっかり者なので、話は甘さ控えめで堅い感じです。
ヒロインは生まれた時からの婚約者と結婚式で初めて顔を合わせ、その日に兄の皇太子が死んでしまい後継ぎがいなくなった為、また自国に戻されてしまいます。(ヒーローも婚約者も周辺属国の王と皇太子)そしてなぜかそのまま結婚した夫の連絡もないまま自国で一年経ち、噂で夫の愛人に子供が生まれたと聞き、やっぱり何としても話をしなければ!と協力してもらった親友の国の離島の別荘で合うことなったけど、やっぱり夫は来なくてヒーローが来て…、と、ちょっとややこしいです。読めばちゃんとわかりますが、結婚によって領土拡大とか、皇帝に上手く利用されてるヒロインは薄幸感が漂っています(苦笑)。
内容がよく練られて濃いので上手くレビューまとめられませんでしたが、最後はもちろんハッピーエンドなので、甘さよりもストーリー重視の方にオススメします。
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