カラー頁は時間不足で仕上がらなかった?





2020年3月5日
1ページごとのコマ割りの数が少なく、大きめなので行動の所作が大雑把に見えて 登場人物の感情が伝わらないのと同時に 次へとつながるドラマの期待感や味わいが楽しめなかった。キャラクターの造形は美しいのに 所作は硬くて紙芝居のようだし、事象の切り取りや、その場の人物の気持ちを計る行動の当てはめ方に問題アリで、その感情をこちらが読み取れず振り回された。ヴェネツィアが舞台であるのは大いにわかるが その風景も作画が中途半端で 時間が足らなかったのかと思われる。ヒロインソフィがかつて祖父と暮らしたヴェネツィアへ仕事で訪ねることを発端にしての恋模様を描いた作品と思われるが、過去にヒーローマークとは繋がりがあったこと、彼は意図的に隠していた事、祖父もそれを隠していた事、マークがソフィに恋した時期、2人が各々気付いたタイミング、とにかくどれをとっても分からないのと、流れが不自然で、今頃?とか 今ここで?突然どこ行くの?それは何をしているの?なんで?というように 上手く物語を組み立てられていない印象を受けた。トキメキも説得も納得も出来ないで終了という 残念なものとなっていた。

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アールグレイ さん
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