アイ・ドント・クライ
」のレビュー

アイ・ドント・クライ

イシノアヤ

お仕事9:ラブ1ですが実質は最初からラブ10

ネタバレ
2020年3月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ キラキラした芸能人ものとは一線を画す芸能界ものです。色々な嫌な人や嫌な出来事が描かれているので読んでて辛いところもあります。しかも最後それが全て解消するわけでもない。ネタバレになりますが姫野の父が亡くなったときの兄の対応は「なんでそこまで?!」と思うしその後兄は果たして父のスクラップブックを見たのか、見たあと弟に対してどう思うのかが気になりました。
しかしその辺は割愛されています。でも別に割愛されててもいいかなと思えるくらい内容が濃いです。
ストーリーの描写はほぼお仕事に関することですし、二人の絡みも2巻の後半まで皆無ですし、なんなら二人が会っている場面もほぼ無い。
でも精神的にお互い想い合っていて、通じ合っていなくてもそれぞれの想いが強固ですし、行動原理の根底には互いに対するラブがあるので結局全編通しで恋愛ものとも言える。うまく説明できませんがとにかく特殊なBLまんがでとても面白かった。
姫野のどうてい喪失シーンが見たかったなあー。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!