このレビューはネタバレを含みます▼
平安時代、京丹波の大江山を根城にしていた鬼とそれを退治した源頼光と四天王の鬼退治のお話を下敷きに、鬼にまつわる諸説(当時鬼と呼ばれたのは外国人だった。酒呑童子には妻子がいた、など)をとり混ぜてアレンジして作られたお話。
おおよその筋はみえるので、二人の恋とラストの展開がどうなるのかが気になって読んだが、ハッピーエンドでほっと一安心。
あの物語の裏でラブストーリーがあったかもとぼんやりと想像したことがあった身としては、それがはっきりした形で見れて満足。
ただ一般的なラブストーリーとしてみると、生い立ちからか二人とも気持ちを抑えがちな感じだったので、もうちょっと甘々なところが見たかった。